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「球型のテーマ」1976年
ステンレス・スティール、240×240×240cm

「球型のテーマ」は、らせんや柱、ねじれた形など、ガボが1930年代より終生追求した造形上のテーマの1つである。 球は1つのドーナツ型の鋼板を曲げた形によって暗示されている。 中心にねじれた面を生み出すよう張り渡された無数の絃が、緻密な計算に基づきながら繊細微妙な調和をなしている。 最も基本的な形の1つである球体が、細い絃や面によって構成されて、鑑賞者の位置によって様々に表情を変化させる。